箱根ガラスの森美術館イベント〜花と鳥の競演
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〜花と鳥の競演〜
 
 
2005年 3月1日(火)〜2005年6月30日(木) 開催期間終了
 
 
 
     
     
     
 

 

 
 
ヴェネチアン・グラスの鳥たち

  ムラノ島のガラス職人は、熔けたガラスを自在に操り、ヨーロッパの貴族達を魅了するヴェネチアン・グラスを多く作り出してきました。熱いうちにどんな形でも表現できるガラスの特長が鳥の持つ曲線美や羽の柔らかさを生み出し、他の素材にはない美しい装飾や彫刻に仕上げています。「白鳥装飾花形花器」は水が細く流れ出るように伸びる坏身の造形美と、青みがかった乳白色で作られた白鳥の透明感が調和した美麗な花器です。また、坏身に優しい色を使い、ステム(脚部)には金箔を混ぜた透明なガラスで、「美」の象徴といわれる白鳥を飾った「白鳥脚フルートグラス」は、気品と優雅さが感じられ、まさに貴婦人の愛用する器に相応しいといえます。
 
出展作品
・ 白鳥装飾花形花器(19世紀)
・ 白鳥脚フルート・グラス(19世紀)



ヴェネチアン・グラスの花装飾


18〜19世紀、ムラノ島の職人達を支えていた組合の解体などにより、ヴェネチアのガラス産業は衰退の窮地に追い込まれました。その復興の立役者となったサルヴィアーティ工房は、伝統を踏襲しつつも、新しい時代にあったヴェネチアン・グラスを作りだし、万国博覧会などで高い評価を得ました。ステム(脚部)の繊細な花装飾と、坏身の半透明乳白色が幻想的で美しい「花装飾脚乳白ゴブレット」もこの工房で制作されました。先代たちが残した技術の数々と多色ガラスを活かして作られた「花装飾キャンデラブラム」は赤・青・緑・ピンクなどのガラスの花が熔着され、室内を華やかに演出しました。また、坏身部分に網目状の装飾を施した「蓋付大坏」は、その大きさと色鮮やかな造形で見るものを圧倒します。複雑な形、華美な色彩の装飾には、歴史を築いてきたヴェネチアの職人の熟練した技が感じられます。

出展作品
・花装飾キャンデラブラム(19世紀)
・花装飾脚乳白ゴブレット(19世紀)
・蓋付大坏(1950年頃)

主要展示作品詳細  
白鳥装飾脚レース・グラス・コンポート 白鳥脚フルートグラス
バラ装飾脚ワイン・グラス 花烏装飾脚ゴブレット
 
   
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