箱根ガラスの森美術館 ヴェネチアン・グラスミュージアム  
 
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ホーム/ミュージアム/企画展/箱根ガラスの森美術館開館20周年特別企画展 ─炎と技の芸術 ヴェネチアン・グラス展─

炎と技の芸術 ヴェネチアン・グラス展

ヴェネチアン・グラスの技の背景をたどり、その名品誕生の原点に迫ります。

   

開館20周年特別企画展 ─炎と技の芸術 ヴェネチアン・グラス展─

ヴェネチアン・グラスは、10世紀頃イタリア北部の海上都市 ヴェネチアで生まれました。ガラスを熔かす灼熱の炎とガラス職人の妙技により制作された繊細優美なガラス工芸は、瞬く間にヨーロッパ中の王侯貴族たちを魅了していきます。
水晶のように透明な輝きを放つガラス、ゴブレットや壷に描かれた色鮮やかな絵付け、薄く吹かれたコンポートに線刻された草花文様、乳白ガラスの細線が織りなす美しいレース模様、花やドラゴンの細工の施された繊細なステムなど技巧の極致とも言える新たなガラス技術を次々に創り出していきました。
イタリアと日本が1866年に国交を樹立してから150年を迎え、各地で記念行事が予定されています。本展では、イタリア・ヴェネチアの伝統技術として受け継がれているヴェネチアン・グラスの炎と技で作り出された珠玉の名品100点で展観していきます。ヴェネチアン・グラスの特徴であり、ガラス工芸史にも大きな功績となったエナメル彩、レース・グラス、熔着装飾、色彩、モザイク・グラスの5つのヴェネチアン・グラスの技が、なぜ誕生したのかその背景をたどりながら、ヴェネチアン・グラスの名品の誕生の原点に迫ります。

 
  • 会期:2016年4月29日(祝金)から2016年11月23日(祝水)まで
   
 
レース・グラス・コンポート 17世紀初
レース・グラス・コンポート 部分:17世紀初
 

展示構成

  • 1章 ガラスのキャンバス ─エナメル彩─
    ヴェネチア・グラスの黄金期といわれる1500年頃に作られた2つの作品「点彩花文蓋付ゴブレット」と「人物行列文壷」は、同じエナメル彩の技法を使って装飾されています。その模様を比べてみると前者は、点彩や鱗など幾何学模様が描かれ、後者はヴェネチア派の画家が描いた人物が描かれていて、模様の様式が大きく異なっていることが分かります。同じ頃に制作された2つの作品を比較しながら、それぞれに影響を与えた文化を探りながら、エナメル彩の魅力に迫ります。
     
点彩花文蓋付ゴブレット  
人物行列文壷
     
点彩花文蓋付ゴブレット
1500年頃
 
人物行列文壷
1500年頃

 

 

  • 2章 ガラスを編む ─レース・グラス─
    糸で編んだレース飾りにヒント得て完成されたレース・グラス技法。ガラスで作られた見事なレース模様は、まるで本物のレースをガラスの中に閉じ込めたような仕上がりです。その模様をよく見てみると、様々な模様のガラス棒を組み合わせて使用していることが分かります。レース職人が細い糸と針で繊細なレースを編んだように、ガラス職人たちも透明なガラスと乳白色のガラスの組み合わせ方に工夫を施しました。「ガラスの貴婦人」とも称されたレース・グラスの模様に注目していきます。
     
レース・グラス・コンポート  
レースグラス玉脚コンポート
     
レース・グラス・コンポート
17世紀初
 
レースグラス玉脚コンポート
16世紀末‐17世紀初

 

 

  • 3章 ガラスを自由に操る芸術 ─熔着装飾─
    ヴェネチアのガラス職人が使用するガラスは、ほかのガラスに比べ熔融すると飴細工のように柔らかい状態が長く保たれるため、薄く吹いたり手の込んだ細工を施したり自由に成形することができました。その特性を最大限に活かし、「ステム」と呼ばれる脚部にドルフィンやドラゴン、花など熔着装飾が作り出されます。熔着装飾の華やかなゴブレットやワイングラスの作品を紹介。
     
花鳥装飾脚ゴブレット  
龍装飾水差
     
花鳥装飾脚ゴブレット
1870年頃
 
龍装飾水差
19世紀

 

 

  • 4章 豊かな色彩の美 ─色ガラス─
    ヴェネチアン・グラスは、約3万色の色ガラスを表現できたといわれる程、色ガラスにも研究を重ねてきました。現代では、当たり前になっている無色透明なガラスを世界で初めて完成させたのもヴェネチアのガラス職人たちです。水晶への憧れから生まれたクリスタッロ、色ガラスを数種類合わせて大理石を表現したマーブル・グラスや白磁のように美しい乳白色のラッテモをはじめ、赤やオパールセント色など豊富な色彩に注目していきます。
     
マーブル・グラス・デカンター  
ドルフィン脚赤色コンポート
     
マーブル・グラス・デカンター
16−17世紀
 
ドルフィン脚赤色コンポート19世紀
 
  • 5章 ガラスで作る小さな模様の世界 ─ミルフィオリとモザイク・グラス─
    今ではヴェネチアのガラス工芸の特徴の一つとして広く愛されているミルフィオリ・グラス。ヴェネチアで、古代ローマの技術を復元したことから19世紀よりその制作が始まりました。古代の方法を研究し改良し、ミルフィオリのような花模様だけでなく人物や動物などを表現するまでにその技術を極めていきました。その完成度は高く、まるで写真や絵画と見間違えてしまう程に精巧に作られています。ヴェネチアのガラス職人が作り出すモザイク・グラスの小さな世界に驚いてください。
     
モザイク・グラス「ゴッホの自画像」  
モザイク・グラス「猫」
     
モザイク・グラス「ゴッホの自画像」
 
モザイク・グラス「猫」

 

 

  • 主催:毎日新聞社、箱根ガラスの森美術館

  • 後援:ヴェネチア市立美術館総局、イタリア大使館、イタリア文化会館、箱根町

  • 協力:ムラーノ・ガラス美術館、一般財団法人箱根町観光協会、小田急グループ
 
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箱根ガラスの森美術館は箱根仙石原 国道138号線沿いにございます。  YAHOO!地図
開館時間:午前10時から午後5時30分 (ご入館は5時迄)        Googleマップ
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48 TEL:0460-86-3111 FAX:0460-86-3114
入館料:大人¥1,500- 大高生¥1,100- 小中生¥600-  お得な割引チケットはこちら

 
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