紺碧のアドリア海に面した北イタリアの水の都ヴェネチア。ヴェネチアン・グラスは、古代ローマ時代のローマン・グラスの発明にその起源を発するともいわれ、当時すでにイタリア半島全域には多くのガラス工房が作られていました。ガラス生産の中心地は、1291年には現在のヴェネチア共和国の「ガラス製造業者および工人・助手、家族等のすべてをムラノ島に移住させ、島外に脱出する者には死罪を課す」という強力な保護政策により、リアルト島の隣のムラノ島へと移ります。そして今日に至るまで、ムラノ島はヴェネチアン・グラスの中心地であり、ムラノ島の人々は、ヴェネチアン・グラスと運命を共にしてきました。 |